10/21
二日続けてイベントの初日。しかも今日は昼と夜でニ件。しかも終わってからも朝まで飲んで元気いっぱいのあばさかり(阿波弁で調子に乗る、みたいな意味)Dayだった。
午前中から屋島へ。屋島山頂のコミュニティ・スペース?やしまーるにて、岐阜は大垣市の情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の学生チームらによるイベント「キョクメン」に、香川からの参加アーティストということでピクニック・ディスコで出演。参加されたIAMAS在学生・卒業生のアーティストの方々みな内に秘めた情熱を感じさせるフレッシュなヤングばかり。NxCP.Labとして学生をまとめている平林真実教授は「○○○○ってミュージシャンとしては好きなんですけどやってる展示って別に物量や光量で圧倒して来てるだけでコンセプトと音と関係なくないですか?」「○○○○アートっていうとなんか急に山師が入ってくる率が増えるのって何でなんですか?」などこちらの無礼な質問にもニコニコ丁寧に答えてくれる素晴らしい方でした。






前日は天候が不安だったものの、昼からは曇り空も快晴に。屋島山頂から見下ろす瀬戸内海は最高。自分にはフッドという意識がない。ラッパーが言うような「同じ校区内」的なフッドですね、あれがない。香川・高松という街にも特別素晴らしい街とは全然思ってない(子育てとかには凄くいい所だと思います)。でもヒップホップやハウス・ミュージックのレプリゼント的な精神にのっとるなら、瀬戸内海とその海岸線という「風土」をフッドとしレペゼンしたい所……人とか街は、その次の次くらい。
IAMASチームの演奏は夕方以降だったけど、夕方から丸亀にてイベントがあるため自分は早々と下山。電車でそのまま丸亀に。
丸亀駅から歩いて数分の、スターバックスと貸し会議室~イベントルームと学校の図書室とスーパーのイートインが合体したような商業施設・丸亀マルタスに。明日行われるという、県内外の古本屋が集うイベントのプレ・イベント的なもので、選書家の川上洋平さんとトークイベント。自分のような人間がトークイベントというのも謎なんですが、私はやれと言われたら基本的にやる人間なので……。
トークは全3回のシリーズ的企画で、前2回は半空の岡田さんや三豊の教育センターの方など、ちゃんとした人がおそらくちゃんと本の話をしてくれていて、自分は多分「まー世の中にはこんな人もいますよ」という枠なので(私はヒップホップのイベントなどでB-Boyばかりの空間にいると「自分がいるお陰でこの場の多様性度がほんの少し上がってる。皆感謝しろ」と思ってる)トークテーマの「これからの時代の本のあり方」みたいな所からは安心して脱線した。が、そこは川上さんマルタススタッフ昆くんのアシストのお陰で最終的には上手いことまとめていただけました。「90後半~2000年代の”ある程度マニアックな人”しかインターネットをやってなかった時代」「近田春夫や小西康陽、山下洋輔など『本も書くタイプのミュージシャン』の系譜」「中島らもや筒井康隆が家に普通にある環境で育った子どもの反抗期は逆に道徳的になる」「”戦争に反対する唯一の手段は、各自の生活を美しくして、それに執着することである”という言葉に対する今現在のモヤモヤ感」みたいな話をしたけど、果たして聞いていた人は面白かったのかどうか、永遠の謎。
ちなみに、小鉄さんが好きな本を10冊選んでリストアップして下さいと事前に言われて作ったリストがこれ。オールタイムベストっていうよりはここ2,3年で読んだり読み返したもので、なおかつある程度は誰が読んでも面白い&入手しやすい(「音楽の憎しみ」はちょっとプレミアついてるかも)もので選びました。
- ゲーテ / ゲーテ格言集
- ノーラ・エレン グロース / みんなが手話で話した島
- 大田俊寛 / オウム真理教の精神史
- カール・ホフマン / 人喰い~ロックフェラー失踪事件
- パスカル・キニャール / 音楽の憎しみ
- 速水健朗 / ラーメンと愛国
- 佐々木敦 / ニッポンの音楽
- 京極夏彦 / 姑獲鳥の夏
- 安部公房 / 方舟さくら丸
- ジャレット・コベック / くたばれインターネット
イベントは、知り合いのいない環境と思ったら、来てるお客さんの中に、過去自分のライブ見たことあるとか、実はフォロワーという人がちょくちょくいて面白かった。



ちゃゆうとおなりくん(昼のイベントの方にも来てくれていた)と丸亀の薔薇飯店(最高)で中華。後ろの席でかなり酔っ払った元気なジジイの会話が、何言ってるかわからないが面白かった。「結局同じこと繰り返しとるだけや」「言うたもん勝ちなところはあるわな」「それがあるからよう言わんのやろ」「まあわからん奴は何ゆうてもわからんからな」「結局同じこと繰り返しとるだけや」別に会話の内容はわからなくても、そのトーンだけで面白い、めちゃめちゃ音選びとミックスのいいほぼドラムとパッドだけのディープハウスみたいな感じ?ちゃゆうが帰り際「丸亀の街の規模感というかサイズが好きなんですわ」と言っていたが、薔薇飯店のように、老人の会話があそこまで明確に聞こえてくるのは、たしかに広い街だとないよなと思った。まず若者も老人も同じような店に行く、という前提があるから起こり得る事態だと思う。「棲み分け可能が広さ」が都会の利点で、じゃあ田舎は田舎で逆に「棲み分けできない面白さ」を面白がるしかないよなとよく思う。
おなりくんの車に乗せてもらい高松へ。IAMASの打ち上げに合流するため街に出たが、もうほぼ解散していた。その足で何となく燦庫へ。流れでU-TAさんらとP!P!P!へ。ここは出勤前・退勤後の水商売の女性が多くやってくるバーで、キャバ嬢のカラオケが致死量まで浴びれる空間として私に人気。相川七瀬→初期の東京事変→Adoをメドレーで歌ってるキャバ嬢を見た時は感動しましたね。十数年付き合いがあるが、鼻歌ですら何か歌ってるのを見たことがないU-TAに無理やりマイクを突きつけ「水星」「エイリアンズ」をパートを分けて熱唱。3時ごろ解散帰宅。明日のイベントのための準備がまったく終わっていなかったので結局4時半くらいに就寝。

これはWANIMAの曲。