1/27 ただ自分が若者から嫌われたくないというだけの、もう若くない人

深夜、イベントの終わり、静かなバーで一服してから帰ろうと、店の扉を開けた。座ってから気付いたけど、いつもよりかなり騒がしい。というのも、自分の隣のボックス席で、若い男女らが、ひたすらワイワイ騒いでいる。嫌でも会話が耳に入ってくるんだけど「30までに結婚したい、28,9でデキ婚でもいい!ま、最悪32,3でもいいけど…」「そうやって伸ばしてると一生売れ残るで!笑」「医療系の女って自立し過ぎてるから逆に結婚できないんだよ」みたいな話を延々としていて、かなり削られる。この若者らにうんざりし、Z世代は何ごとにもフラットで新しい価値観を持っていて〜みたいな話ってやっぱりテキトーだよなーとうんざりし(この手の話をしているのは、ただ自分が若者から嫌われたくないというだけの、もう若くない人だと思う)若者にイラつくのは自分が若いから。ああ早く老成したい。もっといいのは生まれ来ぬ事。あらゆる中途半端の完成形である所の男の30代。と自分自身にうんざりしながら、夜は更ける。

が、集団の帰り際、その輪の中でも特に騒いでいた男が、なぜか急に『オー・シャンゼリゼ』のメロディで「オ〜 ヘパリーゼ♫」と歌い出した瞬間、すべてを許しました。おもろすぎる。やはりZ世代は素晴らしいですね。この令和暗黒時代も彼らの新しい価値観が何とかしてくれるでしょう。あと女の子が「○○○(某マイナーリーグ)の選手と一瞬だけ付き合ったけど、冷蔵庫に半額の惣菜が入ってて一瞬で冷めた!これって蛙化現象?」と言ってたのもかなり面白かった。やはり世代の違う人との交流は大事ですね。例えそれが盗み聞きでも。
(追記)
これ普通にヘパリーゼのCMでそういうのがあったんですね。がっかりしました。やはりZ世代を最後に人類は消滅すると思います。地球最後の日には、仲間と集い、うまいものを食べながら、EZ DO DANCEを聴いて死にましょう(高見盛の理想の死に方)。

NYのギタリストでシンガーでもあるBrandon Ross、キップ・ハンラハンやミッシェル・ンデゲチェロの諸作にも参加している才人で、その2006年作。出だし、一音目から、素晴らしすぎて涙が出る……何時に聴いても深夜の空気になる。CDのみ(日本のレーベルから出てる)、配信なし。

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