10/30 これ聴いて寝ます

Girl Ultra & Little Jesus – Punk
Tiny Deskにも出演しているメキシコの人気シンガーであるマリアナ・デ・ミゲルによるソロプロジェクトGirl Ultra(名前最高)と、同じくメキシコの5人組インディーロックバンドLittle Jesus(名前最高)による共演。Girl Ultraは普段はヒップホップというかR&B系のシンガーなんですけど、この曲はLittle Jesus寄りの青春パンク(死語?)風で、相対性理論みたいにスカスカな曲調がぐっと来ます。というかサビの譜割りとか「気になるあの娘」にしか聴こえない。

Tyla – Water
これはもう今売れに売れまくってる、TikTok経由でバズり散らし、南アフリカ出身のソロ・アーティストとしてはヒュー・マセケラの1968年以来の記録的なヒットらしいですが、確かに素晴らしい~素晴らし過ぎ~素晴らし過ぎすぎる~タイラはヨハネスブルグ出身の21歳のシンガーで、2021年のデビュー曲「Getting Late」から国内では既に人気だったもの、この曲で国際的な成功を得たようです。アマピアノ~ディープハウス風のトラックにこの歌声、シルクの手触りのようなミックスが気色良い……。Summer Walkerのリミックス?での共演もいいです。

Busty and the Bass – Never Get Enough
このバンド名何?って感じですけど、カナダ・モントリオールのマギル大学内で結成された学生バンドとしてキャリアをスタートしながら、アルバムにはジョージ・クリントンからイラ・Jまで参加する、なかなかシブい感じのソウル/ファンク・バンドです。この曲では同じくカナダ出身のシンガーソングライターKatie Tupperをフィーチャリング、ずっと鳴ってるエレピのリヴァーブが気持ちいいネオソウル風。多分この感じで近々アルバムが出そう。

Yussef Dayes – Crystal Palace Park
アルファ・ミストやトム・ミッチュとの共作でも有名なUKジャズ・シーンで活躍するドラマーにして複数の楽器を操る才人の最新作。これはオノマトペ大臣がシェアしてて知りました。瞑想・宇宙的なたっぷりとしたエコーがやがてドライになり、街(公園)のざわめきで終わるという、彼岸→現世帰還型のアンビエント・ジャズ。ナムルックのKoolfangとかこういうの昔からたまらなく好きです。

こしのかんばい&SPRA – シラフのうちに
すばらしー寝る前聴いて泣いてしまう。最近人と日本のラッパーの話すると大体この曲と「君が世(YAMAZIN)」の話ばかりしてます。つくばOctBassでリリパあるらしい、CHIYORIさんYAMAANさんにも会いたいし来年はつくば行きたいなー。

10/25 私の話を聞いてくれ

先日、とあるフリーマーケットのような場で、知人がある出店者と喋ってると、通りがかったおじさんが、ワゴンの中の時代小説や推理小説の本を次々と指差し「これもこれもこれもこれも読んだ!もう読んだ!」と言い、知人も店主もあっけに取られていると、すぐおじさんはそのまま去って行ったらしい。本が好きで語りたいおじさんだったのか?しかしそのコミュニケーションはあまりにも工業地帯のからっ風のように唐突で尖すぎだ。

この話のあと、その知人の奥様からも、自分の職場で医療・福祉系のワークショップのような催しが行われた時、とにかく人の話を先取りし、話題を次から次に奪ってしまうおじさんがやって来て、運営側としてもほとほと困った……という話が。さっきの読破確認おじさんなんかは通りすがりの変な人で済むけど、こっちはもう普通に困ってしまう事態ですね。

自分の話を聞いて欲しくてしょうがない、どうにか自分を見てほしい中年の男性、おじさんの話の方がずっと深刻かつ身につまされる年齢になってきた。まあそう言いながらそういう話聞いてる間はガハハとか笑ってるだけですが。痛々しい自撮りや自傷行為を公開する若者をして「承認欲求」だの何だのいう話より(この語がネットで定着するはるか数十年くらい昔の戸塚ヨットスクール校長のインタビュー読んでたら「最近の若いもんはすぐ甘ったれたことを言う。そういうのを承認の欲求と言うてやな~云々」と語っているのを見て、やっぱやばい奴しか言わない言葉じゃんと思った)、その手のおじさんの方がよっぽど「承認欲求」の問題としてやっかいだと思う。

カルチャー的な場面で広く門戸を開いて、誰でも楽しめる場を作ろうとすればするほど、どうしたってそういうおじさんが混じってきて、全員が楽しめる機会を失ってしまうという場面は自分ごとでも他人の話でもイヤっちゅうほど耳にする。そしておじさんに大体悪意はない(あるのかも笑)所がまた問題をややこしくする。

SNSだとおじさんを排斥し攻撃する文言がバズりやすいし、そういう場面を何度も味わってイヤな気分になった人(多くは女性でしょうし、それははっきりと糾弾する権利がある)からすれば、そのように怒るのもわかるし、それ自体は至極当然だと思う。でも一方でおっさんの孤独って誰も癒やしようがないのか?とも思う。自分は今33歳という、非常に中途半端な年齢で、おじさんの世界の若輩者を名乗ってるけど、10年後20年後どうなっていくか全くわからない。というか狂ったおじさんへの道を毎日無我夢中で邁進しておるのです♪ 20年後、フリーマーケットで並べられた本の背表紙を見て「これもこれもこれも読んだ!」と絶叫する私を見かけたら、皆さんすぐに中谷美紀の『砂の果実』の「あの頃の僕らが嘲笑(わら)って軽蔑した 空っぽの大人に気づけばなっていたよ♪」を歌って下さい。

この話を考える時にいつも、自分の頭に思い浮かぶのが、57歳で自殺した画家の鴨居玲の絵。これ!ドーン

全身を苦しそうに折り曲げたおじいさんが、画面上手のほんのり光指す方に向けて、何か言おうとしているようにも見えるけど、その表情は深く苦しげに刻まれた皺と闇で何も見えない……一見して「暗っ怖っヤダー」という絵ですけど、よく見るとおじいさんはかなり悲しそうにも見えませんか?で、この絵のタイトルが『私の話を聞いてくれ』!ヤバいですよねー。鴨居玲の絵はどれも人間が生きていく刻苦が生々しく描かれているけど、この一枚は特に強烈じゃないでしょうか。誰の心の中にもこういう、報われないが故に醜く、醜いが故に報われない、矮小で哀しい自分自身がいるのではないかと思わせてくれます。まあかと言って、イザそういうおじさんを目の前にして、優しく出来るかどうかとなると厳しい所が、この世を難しくしているのですが。

この絵を所蔵している長崎県美術館のサイト内のこの絵の解説が秀逸なので以下引用。

スペインのラ・マンチャ地方の街バルデペーニャスでの滞在中に手がけられた作品。鴨居の画業の中で最も充実していた時代の作品である。
この時期、鴨居は老人や酔っ払いなどをモティーフにした作品を数多く手がけている。(略)
腰を曲げ右手を前にかざした横向きの老人は、悲痛な叫びをあげているように見える。白い空虚な背景に佇む老人の様子からは、拭い去ることのできない孤独感が浮き彫りにされているかのようだ。
鴨居はこうした老人や酔っ払いを描きながらも、彼らのなかに自らとの共通点を見出している。そして鴨居はこの老人に自己を投影し自らの「分身」を作り出すことによって、「私の話を聞いてくれ」という老人の叫びを自分のものへとすり変えているのである。(略)

「私の話を聞いてくれ」はピアニストの中島ノブユキのアルバム『Cancellare』のジャケットにも使われていて、オリジナル曲以外にもバッハからかしぶち哲朗まで幅広いチョイスの曲を取り上げてて良さそうです……って聴いたことないんです。せっかくなんでこの日記更新したらCD買います(配信にはないのです)。

10/22 お前の追悼コーナーみたくなっとんな

10/22

今日も丸亀でイベント。BOOK WEEKENDと言って県内外の古本屋が集うマルシェのようなイベントの一環でDJ。マルシェのDJとか全くやることないのでどうなるかわからんんけど、前回同様私はやれと言われたらやる人間なのでラップトップとMIDIコン持参で丸亀まで。

西日がちょっと目に痛いくらいの秋晴れの中、nkioさん634さんのレコードDJに混じって昼からDJ。スターバックスを買いに来た老若男女が通り過ぎる爽やかな空間に、音楽が好き過ぎて人生ちょっと砂っぽくなってるおじさんが蠢く。映画音楽のカバーなど中心に、丸亀っぽいヤンガン&ギャルに向けてK-Popも流す。近くにいたジャージのセットアップの青年に「こういうの(ヒップホップ)好きなん?」と話しかけたら、Click JのバックでDJやってるliskくんだった(ハキハキした好青年)。覚えてる範囲でかけた曲。

  • Ocho / Last Tango In Paris
  • Duško Gojković / Samba de Mar
  • Kip Hanrahan / India Song
  • Kip Hanrahan / All Us Working Class Boys
  • スカパラ / The Look of Love
  • Hajime Yoshizawa / I’m Not In Love
  • けもの / Beat It
  • RENE & SEULGI(Red Velvet) / Diamond
  • 크루셜스타(Crucial Star) / Paris
  • NewJeans / Hurt X FTLOY (Yunu Edit)

事前に「自分が影響を受けた本を持って来て下さい」と言われていたので、音楽関係の本や雑誌を数冊持って行った。DJブースすぐ近くにパネルと一緒に飾られていて、ちょっとした文化人みたいな感じでありがたかったけど、パネルを見た知り合いから「お前の追悼コーナーみたいになっとんな」と言われて爆笑した。故人が生前愛した本の数々(クイックジャパンの例の号、エロジャケットレコードの写真集、その他とにかく下世話で有害な男性性丸出しの90年代サブカル本。享年33歳。)。昆さん、細谷くん、ありがとうございました。またやりましょう。

10/21 風土がフッド

10/21

二日続けてイベントの初日。しかも今日は昼と夜でニ件。しかも終わってからも朝まで飲んで元気いっぱいのあばさかり(阿波弁で調子に乗る、みたいな意味)Dayだった。

午前中から屋島へ。屋島山頂のコミュニティ・スペース?やしまーるにて、岐阜は大垣市の情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の学生チームらによるイベント「キョクメン」に、香川からの参加アーティストということでピクニック・ディスコで出演。参加されたIAMAS在学生・卒業生のアーティストの方々みな内に秘めた情熱を感じさせるフレッシュなヤングばかり。NxCP.Labとして学生をまとめている平林真実教授は「○○○○ってミュージシャンとしては好きなんですけどやってる展示って別に物量や光量で圧倒して来てるだけでコンセプトと音と関係なくないですか?」「○○○○アートっていうとなんか急に山師が入ってくる率が増えるのって何でなんですか?」などこちらの無礼な質問にもニコニコ丁寧に答えてくれる素晴らしい方でした。

前日は天候が不安だったものの、昼からは曇り空も快晴に。屋島山頂から見下ろす瀬戸内海は最高。自分にはフッドという意識がない。ラッパーが言うような「同じ校区内」的なフッドですね、あれがない。香川・高松という街にも特別素晴らしい街とは全然思ってない(子育てとかには凄くいい所だと思います)。でもヒップホップやハウス・ミュージックのレプリゼント的な精神にのっとるなら、瀬戸内海とその海岸線という「風土」をフッドとしレペゼンしたい所……人とか街は、その次の次くらい。

IAMASチームの演奏は夕方以降だったけど、夕方から丸亀にてイベントがあるため自分は早々と下山。電車でそのまま丸亀に。

丸亀駅から歩いて数分の、スターバックスと貸し会議室~イベントルームと学校の図書室とスーパーのイートインが合体したような商業施設・丸亀マルタスに。明日行われるという、県内外の古本屋が集うイベントのプレ・イベント的なもので、選書家の川上洋平さんとトークイベント。自分のような人間がトークイベントというのも謎なんですが、私はやれと言われたら基本的にやる人間なので……。

トークは全3回のシリーズ的企画で、前2回は半空の岡田さんや三豊の教育センターの方など、ちゃんとした人がおそらくちゃんと本の話をしてくれていて、自分は多分「まー世の中にはこんな人もいますよ」という枠なので(私はヒップホップのイベントなどでB-Boyばかりの空間にいると「自分がいるお陰でこの場の多様性度がほんの少し上がってる。皆感謝しろ」と思ってる)トークテーマの「これからの時代の本のあり方」みたいな所からは安心して脱線した。が、そこは川上さんマルタススタッフ昆くんのアシストのお陰で最終的には上手いことまとめていただけました。「90後半~2000年代の”ある程度マニアックな人”しかインターネットをやってなかった時代」「近田春夫や小西康陽、山下洋輔など『本も書くタイプのミュージシャン』の系譜」「中島らもや筒井康隆が家に普通にある環境で育った子どもの反抗期は逆に道徳的になる」「”戦争に反対する唯一の手段は、各自の生活を美しくして、それに執着することである”という言葉に対する今現在のモヤモヤ感」みたいな話をしたけど、果たして聞いていた人は面白かったのかどうか、永遠の謎。

ちなみに、小鉄さんが好きな本を10冊選んでリストアップして下さいと事前に言われて作ったリストがこれ。オールタイムベストっていうよりはここ2,3年で読んだり読み返したもので、なおかつある程度は誰が読んでも面白い&入手しやすい(「音楽の憎しみ」はちょっとプレミアついてるかも)もので選びました。


イベントは、知り合いのいない環境と思ったら、来てるお客さんの中に、過去自分のライブ見たことあるとか、実はフォロワーという人がちょくちょくいて面白かった。

ちゃゆうとおなりくん(昼のイベントの方にも来てくれていた)と丸亀の薔薇飯店(最高)で中華。後ろの席でかなり酔っ払った元気なジジイの会話が、何言ってるかわからないが面白かった。「結局同じこと繰り返しとるだけや」「言うたもん勝ちなところはあるわな」「それがあるからよう言わんのやろ」「まあわからん奴は何ゆうてもわからんからな」「結局同じこと繰り返しとるだけや」別に会話の内容はわからなくても、そのトーンだけで面白い、めちゃめちゃ音選びとミックスのいいほぼドラムとパッドだけのディープハウスみたいな感じ?ちゃゆうが帰り際「丸亀の街の規模感というかサイズが好きなんですわ」と言っていたが、薔薇飯店のように、老人の会話があそこまで明確に聞こえてくるのは、たしかに広い街だとないよなと思った。まず若者も老人も同じような店に行く、という前提があるから起こり得る事態だと思う。「棲み分け可能が広さ」が都会の利点で、じゃあ田舎は田舎で逆に「棲み分けできない面白さ」を面白がるしかないよなとよく思う。

おなりくんの車に乗せてもらい高松へ。IAMASの打ち上げに合流するため街に出たが、もうほぼ解散していた。その足で何となく燦庫へ。流れでU-TAさんらとP!P!P!へ。ここは出勤前・退勤後の水商売の女性が多くやってくるバーで、キャバ嬢のカラオケが致死量まで浴びれる空間として私に人気。相川七瀬→初期の東京事変→Adoをメドレーで歌ってるキャバ嬢を見た時は感動しましたね。十数年付き合いがあるが、鼻歌ですら何か歌ってるのを見たことがないU-TAに無理やりマイクを突きつけ「水星」「エイリアンズ」をパートを分けて熱唱。3時ごろ解散帰宅。明日のイベントのための準備がまったく終わっていなかったので結局4時半くらいに就寝。


これはWANIMAの曲。

10/20 音楽?やってないです

10/某

田町WAX GATE RECORDで店主の天草さんと談笑。WAX GATEはオールジャンルながらとりわけニューウェイヴやその時代の音楽に強いレコード屋さんで、当然天草さんの趣味もそっち方面なので、会うと大体はニューウェイヴの話になる。「1979年」と聞くだけで血管がピクピクしてくるような興奮……で、天草さんが「大体のロック歴史解説みたいなものは、79〜83年にかけてジョイ・ディヴィジョン、PiL、トーキング・ヘッズを紹介したらいきなり次はソニック・ユースやグランジの話になって、80年代後半は無かったことにされてる」という話をしていて爆笑&納得した。まあでも実際その頃のアルバムって全然思い出せない……オールジャンル的な番付けなら、ジャネットとか、ヒップホップやMTVポップス的なものでいっぱいあるでしょうけど。

もちろん、自分は90年生まれなので、リアルタイムなニューウェイブは全く世代ではないものの、自分にとっての音楽的な原点はニューウェイブだと思ってて、ヒップホップとかハウスのトラックを作ってても、基本的にはその延長にある音楽だと思ってやっている。何の音楽やってるんですか?と聞かれたらその都度、まあラップとかそういう系だの、ダンスミュージックというか電子音楽ですねだの、もしくは音楽やってないです、とすら言う時もありますが、本当はバシッと「何の音楽?ニューウェイブに決まってるでしょ!」と答えたいといつも思ってる。しかしある世代、というか同世代以下はまず大体「ニュ…何?」と通じないので、しかたなく「やってないです」と答えるのです。その後半空でコーヒー。

10/某

アパッチと最近出来たmoccoというカフェへ。安くて旨い(300円!)チーズケーキ、広々として席数少なく、昼でもいい意味で明るすぎない店内が落ち着く。世の中の大体の店は自分にとって明るすぎる、という妖怪人間としてのお気持ちがあります。

10/20

急激に寒くなり関節と腰をやられ一日中横になってた。こういう時は静かーな静かーな音楽しか聴きたくない…ということでやっぱりキップ・ハンラハン。最高!寝ながらブログを書く

夜、ピクニックディスコ練習でスタジオ。Mスタジオで2時間ほど枠取ったが、半分くらいは演奏よりも今後の予定など。MスタジオはVibrationのラップの録音でもお世話になった場所で、機材類はリストを見てトーフさんもうなったほど本格的ながら、住宅街でひっそりと運営されていて、アットホームな雰囲気で好きなスタジオ。

最近一日三食のうち一食はゼリーやヨーグルト、果物のみ、みたいな「一日2.3食」くらいで過ごせるかどうかをたまにチャレンジしてる。

狂った世界でやりたい事はただ一つ



朝起きて一枚多めに着ていくか否か毎日悩む気候ですが、わたし、この所、聴く音楽だけは固定でバッチリ決まっとります。なおかつこの何となくだる~い季節にピッタリ。最近毎日聽いてるのがキップ・ハンラハン”Make Love 2″という曲。ジャケットちょっと怖いですけど。

キップ・ハンラハンって90~2000年代の雑誌やディスクガイドだと、クラブジャズ的な文脈でも名前が挙ったりしてるけど、近年は寡作なせいか、人に話しても「ハンハラン?ハンラハン?誰?」(全裸じゃなくて半裸!と覚えましょう)と言われることが多い気がします。ウェブだと日本語でのまとまった情報なども少ない。

自分は人にパッと説明したい時はとりあえず「ビル・ラズウェルとかジョン・ゾーンとか、ああいう異業種からいろんな人を引っ張り込んでくるタイプの、ニューヨーク・アンダーグラウンドのプロデューサーで、菊地成孔がペペでカバーしてる(“カラヴァッジオ”『戦前と戦後』し、Nujabessとかもサンプリングしてるよ」などと言っています。


”Make Love 2″はキップの85年のアルバム『Vertical’s Currency』に入っており、ボーカルはこの時代のキップのアルバムには欠かせない盟友にして元クリームのジャック・ブルースが歌っているのですが、そもそもジャック・ブルースの83年のソロアルバム『Automatic』に収録されている曲なので、キップのアルバムのバージョンはセルフカバー的な意味合いもある……と思うのですが、この辺り詳しい人がいたら教えて欲しい。

こちらが原曲。ゲートリヴァーブたっぷりの重たいドラムに名機フェアライトCMIを使い倒したキンキンの80’sサウンドによるデジタル・レゲエ風、チルウェイブの原点のような……というかWashed Out”Belong”のアレンジってこれが元ネタじゃないのかなーと思います。

で、どっちのバージョンもそれぞれアレンジもサウンドもいいんですけど、歌詞がまたいいんです。こちらに英語での歌詞が載ってるんで、以下拙訳。かなり自分の意訳もありますが……。

他人ばかりの街で炎が上がり
飛行機が頭の上に落ちてくる
毎日震えながらただ夢を見ている
あなたと愛し合いたい

悲しいニュースはそこら中で燃え盛り
雪の上を子ども達が裸足で逃げ去る
狂わずにはいられない日々に追われている
あなたと愛し合いたい

見たくもない写真ばかり目に入る
心だけは誰にも見せないようにする
狂った世界でやりたい事はただ一つ
あなたと愛し合いたい

その瞬間が頭の中を駆け巡る
ベッドであなたの腕に触れる
狂った世界でやりたい事はただ一つ
あなたと愛し合いたい

あなたがそばにいて欲しい
そうでなければ耐えられない
あなたもそうであって欲しい

誰もが力を欲している
兵士たちは全てを奪い去っていく
そして時間だけが過ぎる
あなたと愛し合いたい

う~ん、うっとりしますね~。作詞はジャック・ブルースでキップが書いてる訳じゃないんですが、ジャックもキップも共通して、厳しい労働者階級の移民の子として育っているので、思想的にも結び合う所があったのだと思います。

キップは1954年生まれで、アイルランド人とユダヤ人の両親のもとにニューヨークはブロンクス西部にて、ラテン系のコミュニティとその音楽を身近に感じながら育ったそうです。ウズベキスタンはサマルカンド出身の母方の祖父の影響が強く(超正統派のユダヤ教徒かつトロキツストの多い土地らしく、ハンラハンは祖父を「冷笑的ロシア人共産主義者」と評している)労働者階級の子どもたちのためのアートスクールに通い、青年期には映像を学び、ジョナス・メカスやゴダールの下で働いてたとか。つい先日亡くなったジャズ・ピアニストのカーラ・ブレイらが立ち上げた音楽レーベルで働き始め、徐々にミュージシャン~プロデューサーとして、水面下でじわじわと人脈を広げる。

1980年には、マフィアから借金をしてレーベル「アメリカン・クラーヴェ」を立ち上げ、テオ・マセロやDNA(凄い振れ幅)の作品をリリースし、81年には自らの初リーダー・アルバム『Coup De Tête』をリリース。以降アート・リンゼイ、アントン・フィアー、ジャック・ブルース、スティング(!)、ジェリー・ゴンザレス、アストル・ピアソラなどジャンルを問わないメンツを一同に集わせ、ミュージシャン≒プレイヤーというより「場(シーン)」を作る映画監督のようなポジションで多くの作品をリリースしております。

アルバム『Coup De Tête』

前述の通りキップはブロンクス出身で、世代で言うとグランドマスター・フラッシュやバンバータと同じなので、ヒップホップの誕生から揺籃期をそう遠からず見ていたと思うのですが、80年代以降のヒップホップの超・商業主義な発展についてはおそらく興味がない、どころか明確に敵視していたのではないかとすら思う……同時代のポップスについてもマドンナなんかを例に「俺たちには全く無縁の、手の届かないお金の推移、金銭の流れが聞こえる。実に美しく、実にたくさんの金がキラキラ光りながら流れていくのが見える」とぶった切ってるし。ヒップホップやMTVポップスの華やかなりし80年代ミュージック・ビジネスに背を向けて、こういう過剰にポリティカルかつペシミスティックな音楽を作ってたのが、シビれますねー。

キップ・ハンラハンについては日本では批評家の平井玄がたびたびその出自・思想的な背景も含め紹介していて、『千のムジカ』『引き裂かれた声』などいくつかの著作でハンラハンについて割いた章があるようです(未読)。このブログも『シンコペーション ラティーノ/カリビアンの文化実践』という本に収録された「クラーヴェと録音機を持った男 キップ・ハンラハンのウエスト・ブロンクス」を参照して書いてます。

平井玄といえば最近だと盟友・坂本龍一への追悼文なども良かったですけど、坂本龍一ってキップ・ハンラハンに言及したことあったっけ?絶対聴いてはいただろうし、アート・リンゼイはもちろん、『ビューティ』のミルトン・カルドナとか、キップのネットワークにいるプレイヤーとはたびたび共演していただろうけど。

しかし改めて”Make Love 2″の歌詞が素晴らしい。凄まじい厭世観の中にひと粒だけの希望がきらめく……でも一歩間違うとこういうのも「セカイ系」みたいに思われちゃうんでしょうか?ちゃんと「社会」が描かれてるセカイ系にぞくっと来るんですけど、そもそも社会が描かれてたらセカイ系じゃないですよね。でも多かれ少なかれ「セカイ系」にならないと歌(歌詞)なんて書けなくない?というのが最近考えてることです。狂ったセカイでやりたいことはただ一つ……(〆)

<CMの時間>

Kotetsu Shoichiroに仕事を依頼しよう!トラック制作、執筆などを中心に活動するマルチ(シャンプーなどを売る方ではない)な平成生まれの鬼才たる小鉄くんに仕事を頼んで、あなたのキャリアとメディアに今までにないフレッシュな風を。ゲーム音楽、CM音楽、劇伴、シンガーソングライターのアレンジやラッパーへのトラック提供、ほかユリイカ、ミュージックマガジン、CINRAなどで書評/レビュー/インタビューなど多数のメディアへ寄稿し制作実績多数&締め切り絶体厳守の安心安全クオリティでお届けします。詳細な過去の仕事はこのブログのトップページから。✉ djakutagawa@gmail.com

10/14 大きな女性の映像に囲まれて死にたい

東京3日目、チェックアウトのギリギリまで寝て起床。まったくノープランの一日で、とりあえず目黒に出てトーフさんから以前聞いたグルメ情報をもとに穴場的おしゃれな洋食屋(キッチンパンチ)など行く。ラーメン二郎も気になったが行列に圧倒され撤退。

練馬区立美術館でやっているという宇川直宏展の会期期間を調べると、今日行くしかタイミングは無さそうなので、急遽練馬へ……と思ったが、やたらと乗り換えに失敗しまくり(東京に出ると一回はこういう日がある)多分小一時間くらい時間をムダにしてやっと練馬に。美術館にはちょっとした庭園があり、子どもたちの遊び場になっているが、子どもたちの声が響く中「宇川直宏展」と堂々と看板が立っているのが面白かった。

ちょうど宇川さん本人が自作を解説して回るという時間だったので、結果として乗り換え失敗して遅れたけど得した気分。会期中は美術館にDOMMUNEのサテライトスタジオを設けており、その日もDEVO特集の配信を控えていたとかで、DEVOのシャツやグッズを身に着けた人がちょこちょこ館内にもいたが、蛍光オレンジのつなぎにエナジードーム(あの帽子ね)を被った完全DEVO仕様の人もいたのでびっくりした。DEVOのメンバー本人だったらどうしよう。

常々思ってるけど宇川さんは実際は美術の人ではなく、かと言ってそれがどこともわからないハードコアにオルタナティブな全然違う位置にいるんだけど、やる事なす事のデカさと数撃ちゃ当たる的に仕組んだトラップの多さが結果として美術にかする瞬間があって、それがスリリングな人だと再確認した。一言挨拶して帰ろうかと思ったが、すぐ配信の準備のためにその場を去って行かれたため「宇川さん、DOMMUNE SETOUCHIの会場で使ってたあのビル、今ハプニングバーになってるらしいです」と伝えることはできなかった。

ホドロフスキーの映像とともに映写装置?がグルグルと回転するレトロSFロボ風の作品や、大量のDOMMUNEの映像を同時に再生して空間をハーシュノイズで埋め尽くす作品、ディープキスする二人の女性がスマホで上岡龍太郎の画像を検索している映像作品(意味わかります?わからん了解)など、ハードに圧縮された情報量を持った作品を本人の解説とともに、一時間ほどかけて鑑賞。

その後久しぶりに黒眼鏡Gと品川駅で合流……しようとするも、スマホの充電が切れたまま駅に付き、ひたすら30分近く右往左往する。この時は焦りましたね。能勢伊勢雄氏がかつてオウム信者が受けた霊的ダメージをして「脳が食われた状態」と表現しましたが、現代人においてスマホの充電切れはその疑似体験ですね。完全にトチ狂ってだだっ広い品川駅の北から南を彷徨うジプシーに成り果てました。改札内のカフェが充電できる場所だったので、乗りもしないのに150円の切符を新たに買い(スイカが使えないから)2%だけ充電した所で、Gに電話して真夜中のドアを叩き帰らないでと泣いたあの季節が今目の前……。

あの頃(いつ?いつだってあの頃を生きてるのでよくわかりませんが…)からだいぶオトナになりシュッとしたGだが、喋ると「宇川直宏展行ったんでしょ?俺もこの前行きましたけど、あの女の人がキスしてる映像が壁一面に映し出されてるヤツあったでしょ、あれ最高ですね興奮しましたわ。結局俺ってスクリーンに本物の人間よりデカい女の人が映ってる状態が見たくて映画観てる節がありますからね、ラカン的な話になりますけど。死ぬ時はあの女の人がキスしてる映像に囲まれた部屋で死にたいですね~」などと言ってルノアール中に響く笑い声を響かせていて調子良かった。新幹線の終電(?)もあり小一時間ほどでサクッと解散。

で、またも新幹線四時間半かけて香川に戻る。夜1時くらいに着くと、たまたまアパッチらが飲んでるという情報をキャッチし、飲みに。先週STARS ONにも来てくれていたおかるさんもおり、STARS ON反省会(という名の『水星』カラオケ大会)で盛り上がる。アパッチは珍しく酔い潰れていた。4時解散して帰宅して風呂入ったり何やかやして気づけば朝日とともに入眠。お疲れ様でした、ラブ。

10/12,13 お茶割り無限大



今秋どういう訳か毎月のように何かしら東京に行く用事があり、都内のグルメとカプセルホテルの情報ばかり調べています。最初はレコード屋とか調べてたけど、10軒くらい行って、そう言えば別に自分家でレコード聴かないわ!と気づいてからは行ってません(レコードは「絵」としてしか買ってません)。CDは買うけど、前回9月に上京した際、BOOKOFF池袋サンシャイン店(死ぬほど中古CDがある)でバカバカ買いすぎた結果帰りが本当にキツかったので、今回はそれも諦めました。はずれ・中年・あきらめ(アタリ・ティーンエイジ・ライオット)。

前回は帰りの飛行機に乗り遅れ、空港で4時間も次の便まで待ちぼうけ状態(PCもないし仕事する気も起こらず、フードコート全店制覇目指すか!と食べ始めたものの、4軒目の銀だこで敗退)だったけど、今回は行き来も新幹線にしました。高松-岡山-品川まで4時間半くらい?まあKindleで『じゃりン子チエ』読んでたらあっという間です。『じゃりン子チエ』みたいな長寿漫画は電子でいつでも読めるとありがたいですね。でも改めて読むと初期の絵柄やセリフ回し、ペーソス溢れる展開が泣ける(背景のちょっとした描き方につげ義春の影響を感じる)し、15巻くらいまでなら紙で持っておきたい気もする。



夕方に着京し、新宿某所のカプセルホテルにインした後、某入江さんと一年ぶりに対面し、入江さんオススメの新大久保の本格的な韓国料理屋でカムジャタン(ゴツゴツと切り落とした豚の背骨とネギ・じゃがいもを煮込んだ鍋。だんだんじゃがいものとろみがスープに溶けてうまい)や大根キムチを食べ、その後入江さんの知り合いのハンナちゃん(みのミュージックのYouTubeチャンネルにも登場しているDJ)が働いているというゴールデン街のバーへ。ハンナちゃんは手塚治虫のマンガに出てくるヒロインのような可憐さで、素晴らしい選曲と客さばきで惚れ惚れしながら、入江さんと「Twitter以降、詩を書くことは野蛮である」という、ゴールデン街っぽい話題で始発の時間までお茶割りなど呑む。入江さんにコンビニで白湯を飲むライフハックを伝授し解散。

あまり寝てないけど翌朝は、今回の上京のメインである某案件で小平~府中と移動。素晴らしくテキパキとした仕事ぶりの皆さんと解散後、流れでせっかくなんでと調布まで送ってもらう。水木しげるがずっと生活の拠点としており、今もゆかりの地が多く残る調布はいつかはずっと行ってみたいと思ってみたものの、まあなかなかおのぼりさんでこっちまで来る機会ないですよね。メインの仕事も終わった開放感・プラス・都内の中心地から離れたことによる街の穏やかさ(目に入る老人とベンチの数があきらかに違う)で体力回復。

昔、堀地さん(70年代から香川でバンドやオーガナイズ、古着屋経営などやっていた地元の大先輩で、同じく香川出身の宇川直宏の師匠的存在。故人)が、映画や映像制作の話題について喋ってる時に「東京から撮影でやって来たような人が高松で困るのは、寂れた田舎の様子を撮りたい、と思っても、人がいない田舎の風景っていうのが意外とないんだよね。都会のような大雑踏もないけど、駅からどこまで行ってもポツポツと人がいて、無人の画を録るのは難しい」というようなことを言っていたのが自分はずっと印象に残っていて、調布は高松と同じく、どこまで行ってもポツポツと人がいる風景が続く。昼に寄った小平もそんな感じだが、やはりこういう風景が落ち着く。私は街中のコンビニの賑わいより郊外のスーパーの寂しさの方が圧倒的に落ち着く人間なので。



調布駅から北上し、厄除けで知られる深大寺へ。由緒ある古刹に訪れたことで、煩悩と俗欲にまみれた精神がすっきりと浄化され、明日からまた新しい煩悩と俗欲にまみれて生きることを誓う。俺にはそれしかないんや。致死量のキンモクセイの香りを浴びながら、鬼太郎のグッズショップなど眺め、新宿に戻る。

香川から上京して既に10年近くバリバリデザイナーとして働いてる宮ちゃんと久しぶりに会い、神宮前のカレー屋Blakes~bonoboすぐ近くのバー海(かい)で一本だけビール。宮ちゃんから「小鉄が貼ってた◯◯ってラッパーの曲とか記事見たけど、あの人ダメじゃない?笑(めちゃくちゃ普通にキツーいケミカルなドラッグの話をしまくってる人)」と言われ面白かった。この数年は人と顔を合わせれば、ダメだけどぐっとくる人や音楽についてどうしたらいいのか、という話ばかりしている気がする。

パ音にしやま君やItoShinさんが出てるというCIRCUS TOKYOのイベントも気になったが、疲れ果てていたのでホテルに戻り、夢見る間もないほど爆睡。(続く)



10/9 嘆きの投げキッス

ということで去る10月8日は岡山は井原市の中世夢が原で行われた野外フェスSTARS ON ’23にて、tofubeats Special Live Setという名目でトーフさんのライブ中に”Vibration feat.Kotetsu Shoichiro”でラップしました。しとしとと霧雨が降ったり止んだりの微妙な天気でしたが、それもまた「エモ」だったんじゃないでしょうか。雨上がりの夜空に…ドラマティック・レイン…はじまりはいつも雨…雨上がりの夜空に(2回目)…ウッ、元々、自分よりひと世代上の歌謡曲に慣れ親しんできた結果、まあ若い頃は「若いのによくそんな古い曲を知ってるねえ」などと年長者にチヤホヤされてた訳ですがそれから十数年、今やたまーに若者とカラオケ的な空間になると、歌う曲がすぐ無くなってしまって恐ろしいんです。先日の東京滞在時に、尊敬する漫画家であるかわかつとくしげ先生(私と同世代ですが私以上に古い時代の漫画や音楽「過去」を掘り下げている尊敬すべき探求者 近過去を見つめる人は現実を拒み古いものに閉じこもっているのではなく、過去から演繹してあり得たかも知れない未来を見つけようとするオルタナティブの開拓者なのであります かわかつ先生はまさにそう)と中野~新宿方面をおデート(終電を失いひたすら歩き続けた)中、かわかつ先生ってカラオケとか行くんですか?何歌うんですか?と聞くと「僕は軍歌しか歌わないです」とのこと。かと言って別に何か強烈な政治信条を持ち合わせてる訳ではないそうです。シビレるなー。

などと岡山とは関係のない話が長引いてしまった。天候は残念だったもののそれ以外の全ては何もかも素晴らしいフェスで素晴らしい一日でありました!と言いつつ面白い話は大体書けないので(表に出せないような困った事件が起こった訳ではない)知ってる人には対面で…知らない人には電波でお送りします!

某結婚式以来久しぶりに会った大臣は相変わらず小粋な存在感、まるで皇族のような雅やかさすら感じさせましたが、岡山という風土がそう錯覚させるだけか?トーフビーツ軍団はもちろん他演者の皆様、キャプテンたんしょうさん始め運営チーム、ヨシダさんフジタさんソエジマさんDJチーム、皆様私のようなどこの馬の骨とも知れない男に優しくしていただきありがとうございます。今後はディープインパクトくらい立派な馬の骨になれるよう頑張らせていただきます、ウマおじさん それは普通にギャンプルが好きな中年。そして何よりも雨の中でもキラキラと虹のようにまぶしく笑顔だったお客さん一人一人に感謝の投げKISS…投げKISSの中に含まれている「嘆き」そうどんなに嬉しく楽しい時にもブルーズは偏在している、だからこそ嬉しい時悲しい時にも涙は出るという、いやー、頭からケツまでエモい日記になってしまったなあ…エモさダルさも彼岸までだったはずなんですけどねー

10/7 ダルさエモさも彼岸まで

小鉄です!いつまでも残暑残暑で厳しいですねと思ってたら、いきなり涼しいのをすっ飛ばして寒くなってきましたが、意地でも半袖で過ごしています。孤独な戦いです。

明日はSTARS ONなんですが、会場は山の中で、しかも出番は日が落ちてからなんで、確実に寒い訳です。何を着ていくのが正解なのかまだわからないし、そこにステージ衣装的な要素も加わるともう全く正解のない・しかし間違いはある(世の中の9割この状態)状況になっております。

別にステージで何着てたっていいんですが、着の身着のままにやるよりは、ステージでしか着ない服というのを一個決めておくと心のセッティングがスムーズになるのです。EP-4の言うところの「制服 肉体 複製」、ヒップホップの誕生から今年で50年らしい(キムタクの娘の父親として有名な木村拓哉と同い年!)のですが、51年目からはヒップホップの3大要素を「DJ ブレイクダンス グラフィティ」ではなく「制服 肉体 複製」にしてみるのはどうでしょうか?意外と変わらなかったりしてね。

ちなみに私は(バンドの時はまた別として)ステージではパイナップル柄のシャツしか着ない、というのをさり気なく自分に課しているのですが、まあ夏はこれでいいんですが、秋冬が困るんですね。パイナップルのシャツってだいたい半袖しかないので。

で、去年GUCCIの秋冬ラインナップがなぜかパイナップル押しで、パイナップルのロンTなんかが出てたんですけど、もちろん12万とかするんで、びっくりして警察呼びそうになりました。

メルカリなんかでこまめに探してると、アディダスから昔出てたトロピカル柄のジャージのセットアップとかも、無いでは無いんですけど、いまいちピンと来ず…ノーブランド品でパイナップルのキャップとかもあるけど、これもやっぱりあんまりカッコよくない。パイナップル柄で秋冬のイカしたアイテム、もしくはもっと関係なくステージ映えする衣装のアイディアを思いついたら、是非教えて下さい!皆さんの声を岸田政権に届けます。