凹バナ(ヴォコーダーの話)

検索していたmixiのヴォコーダーコミュニティにぶち当たったんですが、ヴォコーダーのことを「凹」と表記していたので、それをタイトルにしました。

家にいる時間が必然的に長くなり、そうなるとまた新しい楽器や機材が欲しくなるが、給付金もいつ来るかわからんし、ここは堪えて既にある機材を今一度見直そう……ということで学生の頃から使ってるシンセサイザーKORG microKORG XL+を何の気なしに引っ張り出してきた。このシンセはボコーダー機能が付いてるんですけど、このボコーダーをふと使ってみたらかなり楽しくなってしまった。

ちなみにロボット・ヴォイスとしてよく混同されがちなのが、Daft Punk「One More Time」やPerfumeのヴォーカルなどはオートチューン、Bruno Mars「24K Magic」のイントロやパソコン音楽クラブ「Virtual TV」などで聴かれるヴォーカルはトークボックス(トーキングモジュレーター)と、それぞれヴォコーダーとは違う技術、エフェクトが使われています。それぞれ仕組みや用途がかなり違うんですが、一緒くたにされがちだし、たまに区別が付かない音源もあります。

microKORGを買った際に付いてきてたはずのグースネックマイク(チョウチンアンコウの提灯のように伸びたマイク)は紛失してしまったので、普通にSHURE SM58のマイクとポップガードを付けて発音してみた所……グースネックマイクで喋った時より、発音が明瞭に聴こえる!……気がする。で、海外のDTMフォーラムなどで検索してみたが、やはり普通にSM58でヴォコーダーを使ってる人が多いみたい。実際に使うとなると、グースネックマイクの方が配置的には便利だし、あと上記のYMOの動画のように、見た目のカッコ良さでインカムマイクも憧れますけどね。

ヴォコーダーの音作りはやはり「発音が聴き取れるかどうか」という所が大きいと思うのですが、なかなかまとまった情報に今の所出会えておりません。「YMOのONGAKU」などによれば、「TECHNOPOLIS」の録音の現場でも、「トキオ!」のパートは、「ト」はピッチベンドを下げた状態で発音し、上げながら「キォ」で、最後の「オ」は再び下げながら発声する、というような流れで録音したとか。あと「録音では伝わらないと思うけど、現場ではめちゃくちゃマイクに向かってでかい声で歌ってた」というのも、どこかで読んだ記憶が……。

Kraftwerkの「The Robots」の「ルルルゥオボッ(ツ)」という、過剰な巻き舌も、ドイツ語の発音を誇張しているのかと思っていたけど、どちらかというとヴォコーダーに乗せやすい声を追求した結果、ああなったのではないだろうか。子音の発音がキモ、というのはトークボックスも同じですね。

ということでヴォコーダーの練習として、電気グルーヴの「Shangri-La」をカバーしました。もともとJimi Tenorのリミックス・バージョンが好きでコピーしてたトラックがあったので、更にそれをグッとテンポを落として歌ってみました。テンポが遅い方が歌いやすいので……。

今後もちょくちょくヴォコーダーは使っていこうと思います。

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